心理学から見た韓国と日本文化の違い
以前にも似たような記事を書いたことがあるかも知れませんが、心理学の観点から文化的な比較をしてみたいと思います。
心理学といっても私がちょっと趣味で勉強しているカウンセリング的な内容の話になり、対人関係を中心としたものなので、文化全体とは言えません。 カウンセリングから比較すると言うのも変な話ですが… (ー。-;
古典的な理論ですが、カウンセリングには2つの大きな流れがあり、1つは「カウンセラー中心のカウンセリング」、もう1つは「クライアント(治療者)中心のカウンセリング」です。
「カウンセラー中心のカウンセリング」の代表例が、心理分析の「フロイト」や認知療法の「エリス」などであり、「クライアント中心のカウンセリング」の代表例が、「カール・ロジャース」などです。 これはおまけの知識ですが…
「カウンセラー中心のカウンセリング」は、カウンセラーの思考や判断、愛情などを中心として、クライアントを分析して心の問題の解決を試みる接近法であり、逆に「クライアント中心のカウンセリング」とは、クライアントをどこまでも中心として、クライアントの持つ思考や感情、判断の世界に対して、カウンセラーは理解と感情の共感を持って心の問題の解決を試みる接近方法です。 ちょっと分かりにくい説明かも知れませんが…
これを対人関係に当てはめるときに、カウンセラーは主体(Subject)、クライアントは客体(Object)という関係になりますが、一般的な人間関係に当てはめると、「主体:大人、男性、売主、上司」と「客体:子供、女性、カスタマー、部下」などの関係になると言えます。
韓国と日本の違いは、韓国は主体を中心に物事を発想し、日本は客体を中心に物事を発想する傾向があるということです。
韓国語には日本のような「受身形」の表現はあまり存在せず、主体の考えや判断が重要視される傾向があり、例えば人にプレゼントをする場合、プレゼントをする本人が「良い!」と感じるものを相手にあげる、というのが常とされます。 最近はだいぶ変わって来てはいますが…
なので韓国では主体の持つ器というものに関心が向けられ、愛情や物質など多く与えられる人が、人間的な評価を得たりします。 時間にルーズな「コリアンタイム」というのも、主体の心の器に期待する所から来る甘えのようなものだと言えます。
逆に日本は客体を中心として発想する傾向が強いので、「受身形」の表現を多用します。また、「世間体を気にする」という文化も、「自分が人からどう見られるか?」という客体意識から出発していると分析できます。
社会的には日本は「客体がどう感じるか?」という所に関心が集まるので、非常にサービス精神が強いという傾向があると思います。そして、客体に対して配慮や準備や共感能力の高い人が、人間的な評価を得る場合が多いと言えます。
このように韓国と日本は対人関係において、コインの表と裏のような違いがあります。他にも韓国人の理解できない日本人の「本音と建前」の文化などもあったりしますが、とにかく人間関係のスタンスの中で微妙な違いがあるということを理解した上で、コミュニケーションをしていくと良いと感じます。
※なるほど~!と感じた方は、下をポチっとお願いします^ 3^
| 固定リンク
「韓国文化」カテゴリの記事
- 韓国で人気の日本アニメ(漫画)(2008.12.28)
- 韓国の歳の数え方(2008.09.21)
- 東洋医学について考える(2008.11.05)
- 韓国の礼儀について 食べ物編(2008.10.03)
- 檀君神話(だんくんしんわ)(2008.08.12)




コメント