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2008年12月23日 (火)

韓国の姦通罪について

 韓国の女性俳優でタレントのオク・ソリが姦通罪で告訴されるという事件が起こっていますが、姦通罪自体がそもそも合憲なのか?という根本的な所から、事件に対して疑問が投げかけられています。 

 ちなみに姦通罪というのは、結婚して配偶者(夫や妻)のいる人間が不倫をすると、刑事的に罰せられるという法律です。

 裁判所は懲役8カ月、執行猶予2年の有罪判決を出しているので、かなり厳しい判決だと言えることと、オク・ソリ(억소리)の主張として、夫であるパク・チョルに経済的な問題があったことや、夫婦関係に対する無関心、11年間のセックスレス生活などを挙げていて、感情としてはオク・ソリに対して同情する人が多いです。

 韓国の姦通罪は、もともとは日帝時代に制定されたもので、旧日本の姦通罪は女性のみが罰せられる(正確には女性と、その女性と関係を持った男性の愛人ですが…)という男女差別的なものでした。

 戦後、日本はそれを廃止するという方向に動いたのですが、儒教色の強い韓国では家庭の秩序を守るという趣旨から、男性も姦通罪が適応される、ということで差別的な問題を解決して、そのまま現在まで残っています。

 世界的には、戒律の厳しいイスラム国家や韓国くらいにしか姦通罪はもはや存在しないのですが、韓国の大衆としては姦通罪はあったほうが良いと考えているようです。

 

 この事件があるまでワタシは韓国の姦通罪の存在を知らなくて、もしワタシが浮気をすると奥さん(韓国人なので…)から警察に訴えられるか!と思いました(笑)

 

 心理学の世界では家庭の不協和から個人のパーソナリティーに歪みが生じて、社会的な混乱や犯罪が起こりやすくなる、という考えが定説なので、古臭い儒教的な因習というよりは、一つの理にかなった法律であるとは感じます。

 

 少し前の日本では「失楽園ブーム」などが起こって、不倫が美化される時期などもあったので、そういう意味では日本と韓国の文化の違いを改めて考えさせられました。

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