社会学から見た韓国の自殺について
タイトルに「社会学」と付けましたが、これは趣味程度に知っている内容なので、それほど学術的な分析にはならないと思います(笑)
韓国に対する最近の関心として、あまり希望を感じさせる内容ではないですが、自殺というテーマがあると思います。
今年の10月に起こった、韓国の国民的な人気女優であるチェ・ジンシル(崔真実:최진실)さんの自殺で、かなりこの問題が有名になりましたが、その他にも9月に俳優のアン・ジェファンが自殺したり、同10月にも、タレントのチャン・チェウォンとモデルのキム・ジフも自殺するという事件が起こっています。
それぞれの自殺の原因として、アン・ジェファンは借金苦、チェ・ジンシルはネットの書き込みによる誹謗中傷、性同一障害のチャン・チェウォンとキム・ジフは、彼氏にふられた失恋のショックや、性同一障害であることを公表した後の、ネットによる誹謗中傷だと伝えられています。
この4人の方の自殺は、非常に韓国の今の社会を象徴していると感じるのですが、近年の韓国での自殺率はだんだん増加する傾向にあって、2005年の段階では「OECD(経済協力開発機構)」に加入する国(先進国中心ではありますが…)の中では、韓国は第一位の自殺率となっています。
40~50代以降の自殺率が高いため、経済的な困難から自殺をしたり、老後に家族の負担になることが耐えられなくて、自殺したりするケースが多いそうです。 (T。T 悲しいですね…
経済的な問題以外の自殺の原因として、うつ病や精神分裂症などから自殺するケースも多いらしいのですが、韓国では精神病に対する認知が多分日本以上に低く、社会的な恥として考えられる風潮があることや、カウンセリングなどの心理療法的な治療をしてくれる所も多くないため、心の病から自殺に至るケースが多いと言うことができます。
最近はちょっと変わってきていますが、特にゲイや性同一障害などに対しては拒絶感が強く、本当に家族の縁などを切ったりすることなどもあるため、それに該当する方々にとっては非常に生きにくい社会なのではないかと思わされます。 精神病についてもそうですが、それが正しいかどうかは別として、まずそういう現象を理解しようという、患者中心の発想が韓国では不足していると感じさせられます…
今回の事件の後に、ネットの書き込みに関する規制の法案が考えられたり、「火病(ファビョン)」という韓国の女性が掛かりやすい精神病に対する認知などから、徐々に精神衛生に関する意識が高まったりしている社会的な風潮はあると思います。
しかし、まだまだアメリカや日本などに比べると社会的な倫理が未発達な所が目に付くため、社会的な立場の弱い外国人などは特に注意しなければならないですし、社会モラルの成長を待たなければならない現状だと感じさせられます。
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